◎定形・定型外の郵便を送ろうと思ったら、貼る切手を間違えた!
◎コンビニから送ったら料金不足で後日返送された!
同じ切手を貼り直したいけど無理に剥がしたら切手ごと敗れちゃいそう。
何とか剥がして使えないかな?と間違って貼った切手の再利用を考えているあなた。
間違って貼った切手を貼りなおすのは、意外と簡単なんですよ。
どうも、管理人のDです。
この記事では間違えて貼ってしまった切手の剥がし方から、その切手の再利用方法までを詳しく解説します。
特別な道具は必要なく、家にあるものだけで誰でも簡単に貼り間違えた切手を再利用できる方法です。書類や商品の郵送などで切手を頻繁に利用される方、ぜひご参考ください!
1.間違って貼った切手は剥がさなくても使える
最初にお伝えしておくと、貼り間違えた切手は剥がさなくても使えます。
まずはなるだけ余白を作らないように周囲を切り抜きます。
裏地ごと切り抜くとこんな感じ。ハサミのが安全に切れますが、カッターのが余白は少なく切り取れます。別に余白が多いから使えない!なんてことはないのでご安心ください。
あとは普通の切手と同じように使うため、裏側に糊をたっぷりつけましょう。
あとは貼るだけ。
このように切手が貼られた部分の周囲数ミリをカッターなどで切り抜き、スティック糊などを付けて普通の切手と同じように貼れば、問題なく相手に届くんです。
可能な限り余白を小さくし、最初と同じ色の封筒を使えば、ほとんど目立ちません。ただ切り抜き方次第では再利用しているのが相手に分かってしまうため、送る相手によって使い分けた方がいいと思います。
Dも同じ方法で定形郵便を出しましたが、無事相手方に届きました。
ただし切手自体が破れていたり、汚れていたりすると、破損切手として取り扱ってもらえない可能性があります。切手がキレイな状態でするようにしてくださいね。
2.基本的な切手の剥がし方8つ
次に下地ごとの切り抜きではなく、貼った切手の剥がした方について解説します。切手は主に弱い糊で接着されているので、水分と乾燥を活用した剥がし方がほとんどです。
2-1.切手を水に浸けて剥がす
切手の剥がし方としてもっともポピュラーなのは、水または35度程度のぬるま湯に浸す方法です。切手を封筒ごとぬるま湯に浸して、5~10分ほどすると自然と切手が下地から剥がれていきます。
切手が剥がれたら切手だけを取り出し、ハンカチやタオルを押し当てて水分をふき取りましょう。あまり激しく擦ると切手が破れてしまう可能性があるため、軽く押す程度で大丈夫です。
あとは切手を紙の上にのせて乾かすだけ!直射日光が当たると切手が変色するリスクもあるため、日陰で生乾きにさせるのがポイントです。
すぐ使う場合は、適度に乾いたところで裏面にスティック糊などを付けて貼ればOK!ファイルなどに入れてコレクションする場合は、雑誌や本を乗せて置けば形も崩れずに済みます。
2-2.専用の切手剥がし液を使って剥がす
水剥がしが不安な人は、専用の切手剥がし液を使って剥がす方法がオススメです。
水と混ぜて切手に塗りこむことで、安全に切手を剥がすことができます。
Amazonや楽天などで概ね500円前後で購入可能です。
定期的に切手を使うという人は、1つ買っておいても損はありません。
同じ切手剥がし液でも商品によって使い方が異なるため、事前に各商品の取扱説明書を読み込んでおきましょう。
2-3.郵便局で新品の切手と交換してもらう
そもそも切手を剥がすのが面倒だ!という人は、間違えて貼った封筒ごと持ってお近くの郵便局にいきましょう。5円前後の手数料はかかりますが、未使用で破損などがなければ新品の切手と交換してもらえます。
2-3-1破損切手は交換してもらえない
切手の数字が描かれた部分などが破れていると、たとえ未使用であっても交換してもらえない可能性があります。
もし不器用で切手をキレイに剥がす自信がないのであれば、最初から郵便局に持っていくか、下地ごと切り抜いて使う方法で対応するのが無難です。
交換だと手数料もかかりますしね
2-3-2.現金としての返金は不可
書き損じた切手は郵便局に持参すれば新品と交換してもらえますが、現金への換金などはできません。交換元と同等額の切手との交換のみとなるため、ご注意ください。
2-4.ドライヤーで切手を剥がす方法
切手を少量の水で濡らしたあと、ドライヤーで乾かして剥がす方法です。
糊を湿らせてから乾燥させることで、切手の粘着力が落ちて剥がしやすくなります。
ただし、長くドライヤーを当てると切手の変色や破損につながるため、注意が必要です。
また切手全体をまんべんなく湿らせるのも、キレイに剥がすポイントのひとつ。
2-5.アイロンを当てて切手を剥がす
軽く水を染み込ませた布を切手に押し当て、その上からアイロンをかけて乾燥させることで剥がす方法です。
基本的な理屈はほかの方法と同じく、水分を含ませてから乾燥させているだけ。他の方法と比べて手間がかかり、アイロンを当て続ける時間など面倒な調整が多いため、正直オススメはしません。
2-6.電子レンジにかけて切手を剥がす
切手を下地ごと切り抜き、水の入った器ごと500Wの電子レンジで30秒加熱して剥がす方法です。
たしかに剥がれはしますが、火傷や変色のリスクが高いため、オススメしません。
この剥がし方をするなら、水剥がしのほうが安全です。
2-7.冷蔵庫に入れて切手を剥がす
切手を封筒ごと冷蔵庫に入れて冷やす剥がし方は、割と有名だと思います。20~30分の間、切手を冷蔵庫に入れることで切手の粘着面や表面に微量の結露が発生。
その水分で切手の粘着力が落ちるため、結果として剥がれやすくなります。ただし切手本体にも湿気が含まれるため、剥がすときに破れないよう注意が必要です。
2-8.やかん等の蒸気を使って剥がす
冷蔵庫に入れるのと同様に、蒸気で粘着面に水分を含ませて剥がれやすくする方法です。
やかんやケトル、お湯を沸かした鍋でも何でもOK。
切手部分を蒸気に当てながら、ほどよいタイミングで少しずつ剥がします。注意点は冷蔵庫に入れて剥がす方法と同じで、剥がすときに切手が破れないよう注意することです。
3.使用済み切手は剥がしても使えない
誰かから送られてきた切手も同じ剥がし方で剥がせますが、1度使用された切手はたとえ剥がしても使うことはできません。
切手に押される消印は使用済みである証拠ですので、コレクションする以外に使用済み切手の使い道はないです。
最近は消印が目に見えないタイプもあるそうですが、郵便局ではしっかり管理されているので、郵送物はちゃんと未使用の切手で送ってくださいね。
4.切手の貼り間違えを防ぐコツ
切手を剥がすことになる理由って、大体下記のどれかだと思います。
◎先に切手を貼り、あて名書きを間違えてしまった
◎発送したが料金間違え・サイズ間違えで返送されてしまった
こうした理由で切手の貼り直しや梱包のし直しになるのは、正直いってすごく邪魔くさいですよね。なので、上記のようなケアレスミスを発生させないコツをご紹介しておきます。
4-1.切手はあて名書きやサイズ確認のあとに貼る
切手を貼ってからあて名書きを書くと、書き損じたときに切手の貼り直しが必要になります。また郵送サイズが間違っていれば、追加の切手を購入しにいかなければなりません。
余計な手間を省くためにも、切手はサイズ確認・梱包・あて名書きが終わってから貼るようにしましょう。そうすれば貼り直しのリスクを最小限に抑えることができます。
4-2.スケールと定規で重さと大きさをチェックする
普通郵便には厳密なサイズ規定があり、厚みや重さによって切手の料金が決定します。
発送後に厚みや重さが規定を超えており「追加の切手を貼ってください」というメモ書きと一緒に返送された経験がある人も多いのではないでしょうか?
再度発送のために郵便局やコンビニまで足を運ぶのはなかなか面倒なものですよね。
そうならないためにも、キッチンスケールや定規を使って、しっかりと郵送物のサイズと重さを確認しておくことが大切です。
返送されたときの絶望感は測り知れません。
4-3.郵送物の厚みを専用キットでチェックする
郵送物の「厚み」は定規を使っても判断がつかないときがあります。規定ギリギリだと、郵便局の判断によって、OKになる場合とNGになる場合があるからです。
郵便局では専用の厚みチェックキットを使って確認しているので、類似する商品を自分でも持っておけば、厚みオーバーで返送されるリスクを軽減できます。
厚みをチェックする専用キットは、ダイソーなどの100均一ショップでも売っていますし、メルカリ・ラクマ・Amazonなど各種ネット通販でも購入可能です。
厚さ測定定規 アクリル製 厚み定規 2019年10月新料金版 ネコポス ゆうパケット スマートレター クリックポスト レターパックライト メール便 スケール
価格は300円~1500円前後が相場となります。
4-4.可能であれば郵便局から発送する
発送はできるだけ郵便局窓口からしたほうが安全です。コンビニなどで発送すると、スタッフの採寸ミスなどで返送される恐れがあります。
その点、郵便局でOKをもらえれば基本的に返送されることはありません。万が一料金不足があってもすぐに対応できるので、色々な側面から考えて効率的です。
まとめ
切手の剥がし方を総合的に紹介しましたが、もっとも楽なのは下地ごと切り抜いて新しい封筒にそのまま貼り付けるやり方です。コレクションするなら別ですが、貼り間違えた切手を再利用したいだけなら、無理に剥がす必要はありません。