日本の未婚率やばくね!?
何でこんなに未婚率上がってるの?原因はなに?
少子化や未婚率の上昇について、原因が何か調べている最中ですかね?
ども、Dです。
少子高齢化や結婚率の低下が叫ばれて久しい昨今。
昔は30代で結婚しているのが当たり前だったのに、現代は30代の2人に1人は独身という状況。
あれやこれやと対策が練られていますが、なかなか難航していますよね。
じつは未婚率が増えてる原因って、割と単純かつ明快だったりします。
この記事では『日本の結婚率が低下している原因が知りたい』と思っている人に向けて、未婚率が上昇している原因や理由について解説。
正直なところ、日本の少子化はもはやどうすることもできない段階であることが、お分かりいただけると思います。
未婚率72.2%の日本は今後どうなる!?
2015年(平成27年)に行われた総務省の国勢調査によれば、25~29歳の未婚率は72.2%。
30~34歳でも47.1%が未婚とのこと。
つまり30~34歳の2人に1人は未婚ということですね。
国勢調査で公表された各年代別の未婚率は以下の通りです。
2015年国勢調査による年代別未婚率
引用元:内閣府:未婚化の進行
男性
25~29歳→72.2%
30~34歳→47.1%
35~39歳→35.0%
女性
25~29歳→61.3%
30~34歳→34.6%
35~39歳→23.9%
この結果は2010年に行われた国勢調査からほぼ横ばい状態となっており、未婚が問題視されつつも解消の兆しは見えていません。
ちなみに2010年の未婚率は以下の通り。
2010年国勢調査による年代別未婚率
男性
25~29歳→71.8%
30~34歳→47.3%
35~39歳→35.9%
女性
25~29歳→60.1%
30~34歳→34.5%
35~39歳→23.1%
日本の未婚率は1985年を境目に上昇してきており
現在がほぼほぼピークだと考えられています。
1985年国勢調査による年代別未婚率
男性
25~29歳→60.6%
30~34歳→28.2%
35~39歳→14.2%
女性
25~29歳→30.6%
30~34歳→10.4%
35~39歳→6.6%
参照元:内閣府:未婚化の進行
こうして比べると、約35年前と現在の未婚率がどれだけ違っているかがよくわかりますね。
未婚率上昇の原因は6つ
少子化問題が叫ばれて、何とか未婚率を改善しようといろいろな政策が考えられていますよね。
そもそも、なぜ日本の未婚率はここまで上昇してしまったのでしょうか。
考えうる具体的な原因を6つご紹介します。
女性の社会進出
女性の社会進出も、未婚率を上げている原因の1つです。
女性が男性と同等の働き方や立場を確立したことで『女性は一定年齢になったら結婚して子供を産み家庭に入る』という常識概念が崩れ去りました。
より女性が自己主張しやすい社会になったことで、全体的な晩婚化が進行しています。
また晩婚化が進行したことで、女性の結婚年齢が上がり、妊娠・出産に伴うリスクが高まってしまうため、子供を持たない家庭も多いです。
個人主義の増加
働き方改革を始め、全体的な考え方が個人主義になりつつある日本。
ネットビジネスなど経験がない個人でも活躍できる場面が増えたため、他人を意識して働く必要性がなくなりつつあります。
自己中心的な視点と価値観のもと育っているため、組織や他人に縛られることを極度に嫌う人が増えました。
結婚においてもパートナーに資産や時間を縛られ、自由を失うデメリットから、結婚を避けている人は少なくありません。
自分の金と時間は自分のためだけに使いたい!!
結婚は規模が小さいだけで、ひとつのコミュニティーに属するという点は会社組織と同じです。
つまりフリーランスなど、会社組織に属する人が減っている=結婚を望む人も減っているという結論になります。
個人の自由を尊重し過ぎると、他人との協調性は劣化してしまうことになぜ気づかないのでしょう。
ネットやITなどの進化と普及
結婚を望む人の中には、ひとりでいることが寂しく耐えられないと言う人も多いです。
しかし、現在はスマホやパソコンによりインターネットでいつでも世界とつながることができ、SNSやオンラインゲームを通して他人と関わることもできます。
昔は結婚しなければ得られなかった快楽や承認欲求が、ネットの発達によって1人でも満たせるようになってしまったんです。料理も冷凍や外食で事足り、男性・女性ともに異性を頼らなくても生きていけるようになりました。
しかし、ITやAIで便利になればなるほど、人間の生態は劣化して、社会性も崩れていきます。
便利になるということは、人間が本来持っている機能性を機械に代行させるわけなので、使わない機能は劣化するしかありません。
自動車や電車・バスが生まれたことによって、便利に移動ができるようになった反面、運動不足の人が増えたように
昔は友達や家族の電話番号を覚えていたのに、携帯電話に電話番号の登録機能がついてからは、スマホがないと電話がかけられない状況になってたりしますしね。
コミュニケーション力の低下
メールやチャットなど、便利なツールが普及したことで、日常におけるコミュニケーションの質は昔に比べ格段に悪くなっています。
コミニケーションの質が落ちたことで、他人と良好な人間関係を構築できる人も減り、そもそも恋愛関係まで進めない人が増えてくる。
また個人主義により、自己中心的な考え方の人が増え、相手を尊重した関係性構築ができる人も非常に希少な存在となっています。
諸々の結果、結婚に至る人の数が減り、未婚率をさらに上昇させているわけです。
自由恋愛による結婚の浸透
そもそも、昔は恋愛結婚だけではなく、上司や親戚などからの紹介によるお見合い結婚が多く行われていました。結婚は個人の自由でこそありましたが、一定年齢がきたら就職と同様に結婚するのが、昔の常識だったからです。
それが現在では恋愛結婚のみが常識となり、結婚したくても出会いがなくできない人も増えているのです。出会いがあっても、その他の理由によって結婚までたどり着けない男女も少なくありません。
ですので
◎昔の結婚率が高かっただけ
と、どちらの考え方を取るかは人それぞれです。
経済的理由
日本経済が不況といわれるようになって久しいですが、年頃の男女が結婚に踏み切れない原因のひとつでもあります。
結婚には生活を共にすると同時に、子どもを作って育てるものという認識を持っている人が多いです。しかし、子どもを育てるには多くのお金が必要になります。
共働きしなければ生活できない収入状況では、女性側が妊娠・育児によって働けなくなったとき、家庭を維持することができません。
子どもを作らないのであれば、わざわざ結婚しなくても同棲など恋人関係のままでいたほうが、金銭面・自由面においてメリットが大きくなってしまうんです。
昔は祖父母・両親が一緒に暮らしている家庭が多かったので、自分たちが忙しいときは子どもの面倒を見てもらえ、女性が専業主婦として家庭に入っていても、問題ない程度の収入を得ることができました。
そうしたバランスが崩れた現代社会では、結婚をする理由やメリット自体が限りなく少なくなってしまってるというわけですね。
結婚する理由とメリットがなくなっている
結婚とはすなわち男女が運命共同体として、ひとつの家庭となる制度です。
つまり互いが互いに足りない部分を補い合い、支え合うためにするもの。
男女という性のもと、子どもを作り育てるには、互いが協力しあうしかありません。
生物が生まれる理由は大原則、子孫を残すためであり、人間ももれなくそのために生きています。
男女が互いの短所をフォローしあう
子どもを作り育てる
これが人間の社会性であり生態系の基本です。
現代はAIやITの力によって、表面上は便利で快適な世の中になっていますが、人間本来の生態系はどんどん劣化していっています。
他人とコミュニケーションを取らずとも生活できる各サービス
自分で考えずともすぐに答えがもらえるインターネット
自分の好きなことだけをして生きていくという個人主義の風潮
全てが男女の結婚をする理由や必要性・メリットを潰しているものです。
自分だけだと補いきれないから、誰かと結婚するわけなので、それを科学の力で補えば、面倒な人間関係が伴う結婚を避け始めるのは必然でしょう。
まとめ
他人の力を借りずとも便利で快適に暮らせるようになれば、わざわざ結婚して他人と一緒に暮らそうと考える人が減るのは必然。
個人に自由を与えすぎれば国としての結束力は衰えて、いずれは国家か社会が崩壊するでしょう。
海外のいいところだけを見て改革をしてきた日本ですが、離島で人口数も圧倒的に少ない国で、同じ政策が上手くいくはずもありません。
以上の理由から、日本の結婚率低下は分かりきっていた結果だとDは思います。