コールバーグの道徳性発達の6段階!アナタの倫理感はどのレベル?

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コミュニケーション

アメリカの心理学者

『ローレンス・コールバーグ』の道徳性発達理論についてお調べでしょうか?

 

個人の倫理や道徳は、目に見えない概念であり

昨今の日本では軽んじて見られる傾向が強くなっています。

 

しかし、人間社会を円滑に機能させるためには

他人への配慮や気遣いは必要不可欠であり、決して軽んじて良いものではありません。

 

そんな目に見えない「道徳性・倫理」の発達段階を心理学の側面から追求したのが

コールバーグ氏の「道徳性発達理論」です。

 

この記事では、道徳性発達理論における6段階の道徳性について解説します!

 

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アナタの道徳性はどの段階にいますか?

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モラル(道徳性・倫理)とはそもそもなんだ

モラルの意味を言葉で倫理や道徳というのは簡単ですが

形のあるものではないので、モヤモヤしてしまう人も少なくないと思います。

モラルの意味とは?大人として知っておくべきマナーやモラールとの違い
ビジネスの場や家庭内でのモラルハラスメントなど あらゆる場面で使われる「モラル」という言葉。 改めて誰かに「モラルの意味は?」と聞かれたら 理路整然と答えられる人は少ないんじゃないでしょうか?

 

道徳や倫理感の形成に関しては、さまざまな学者が研究を行っており

その中の一人で、教育心理学者のコールバーグ氏が掲げる「道徳性発達理論」によれば

道徳性の発達には6つの段階があるとか。

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ようは心理面における道徳・倫理の成長ステージですね。

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コールバーグの道徳性発達の6段階

コールバーグ氏の発案した道徳性の6段階には

1)慣習的水準以前
2)慣習的水準
3)慣習的水準以降

という3つの大枠となるレベルがあり

その中で1段階~6段階までの道徳性の発達を定義づけています。

 

慣習的水準とは道徳心そのものだと思ってください。

◎慣習的水準以前/道徳以前

慣習的水準以前(道徳以前)とは

即ち幼少期の子どもなど、本人の中に確立した道徳心がない状態を指します。

 

この段階の子どもは自分が所属する

集団のルールや文化・規則(善悪や正しい・間違いなど)にとても敏感です。

第1段階:罰と服従への志向

何かの行為をする基準が「他人から罰を与えらえるか否か」である段階。

 

自分では正しいこと・悪いことの判断ができないので

物理的に褒められた行為を繰り返し、怒られる行為をしないようにします。

赤ん坊や幼児期の子どもに

ダメなことをしたときは言葉や体罰でしつけ

良いことには言葉で褒めたりご褒美をあげたりしますよね。

 

そうすることで、子どもは叱られる行為はやらなくなり

褒められる行為は自ら行うようになる。

 

第一段階はそういう道徳レベルです。

第2段階:道具主義的な相対主義志向

自分の利益を守れるか否か」が正しさの判断基準となる段階。

 

その行為をすることで

「自分」または「自分と他人の双方」に利益を与えるか否か。

自分がほしいものを得るためなら、間違った行為でもしてしまうステージです。

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治安が悪い国の人たちには

この段階の道徳しか持ち合わせていない人も少なくないでしょう。

自分の利益のためなら、悪いことでもしてしまうという。

◎慣習的水準

環境に合わせて人の内面における部分に価値を感じ、判断基準となる段階。

周囲や家族からの期待などに価値を見出し、それに応えようと行動します。

第3段階:対人的同調・いい子志向

他人から好かれるか否か」が判断基準となる段階。

 

周囲の大人(先生や親)から「いい子」だと

思われるための行動を中心に取るようになります。

 

一般的な承認欲求を満たすための行動を取るステージです。

他人に嫌われたり、バカにされたくないという価値観を持ちはじめます。

 

ただし自分の周囲の大人に対してのみで

見知らぬ相手には好き勝手するケースが多いです。

第4段階:「法と秩序」志向

周囲が定めたルールを守れているか否か」が判断会純となる段階。

 

集団の中で秩序やルールを守ること・維持することを正義だと信じて

それを頑なに守ろうとしようとします。

 

社会において法と秩序を守ろうとする心はとても大切です。

しかしこの段階の道徳は、融通が利かず時代や状況に合わせてルールが変わっても

従来のルールのまま価値観を貫き通そうとしてしまいます。

◎慣習的水準以降/自律的・原理化された水準

個人の価値観による道徳・倫理感が構築される段階。

 

これまでの段階を経て

自分で善悪・正しい・間違いの判断をしはじめるステージです。

 

全体のルールだけに縛られず

状況によって自分の良心や感情を含めて物事を決められるようになります。

 

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つまり自律的な道徳観を持つ段階ですね。

第5段階:社会契約的な法律志向

合理的に定められたルールか否か」が判断基準となる段階。

他の人や集団との中で、合理的に定められたルールを守ろうとします。

また自己の利益だけでなく

他人や集団全体の利益も考えて行動するようになるステージです。

 

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社会人として基本となる倫理観ですね。

第6段階:普遍的な倫理的原理の志向

普遍的な良心に基づいているか否か」が基準となる段階。

 

現在のルールや状況にとらわれることなく、自身の善意・良心をベースに

ルールの改変も視野に入れた行動を取るようになります。

 

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分かりやすく言えば人のことを本気で考えて、状況をよくしていこうと思っている人ですね。

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まとめ

道徳性発達理論は、大前提として子どもを対象に提言された論文です。

 

しかし、昨今の風潮は個人の自由を尊重する反面

他人との協調や配慮を軽んじる傾向があります。

 

そのため、人によっては3~4段階で価値観が止まってしまっている人も少なくありません。

 

道徳は目に見えず、個人目線では非生産的かもしれません。

しかし社会と各個人が快適な関係性を構築するために必要不可欠なものです。

 

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生産性と道徳を両立しながら、人間らしさを忘れないようにしたいものですね。