『給食で「いただきます」を言わせるのはおかしい!』
『お金払ってるんだから、実際いただきますとかいう必要なくない?』
定期的に話題になるこのニュース。
小学校などの給食で『いただきます』や『ごちそうさま』という習慣に対して
◎給食費を払ってるんだから、感謝する必要はない!
◎むしろこっちは客なんだから、感謝されるべきだ!
◎感謝を強制しても意味はない!!
というクレームや苦情を出す親がいるというもの。
そんな苦情を真に受けて『給食の合図を太鼓や笛でする学校が出てきている』というお話ですね。
なお、この話題の波紋を広げるのは、決まって朝日新聞。
いわゆる『朝鮮系企業』なわけで、個人的には悪意やデマの香りしかしないわけですよ。
そこで今回は『給食で『いただきます』の合図を笛や太鼓でする学校は実在するのか』について検証してみたいと思います。
★他人への感謝を自主的にできない親ほど終わっているものはない
給食の『いただきます』を強制させるな勢がいる
給食の合図に対して文句を言っているのは、ほぼすべて『親』です。
それも常識のある親ではなく、ごく一部の捻くれた考え方を持っている人。
どんな商売でも存在する『モンスタークレーマー』に分類される方々ですね。
彼らの言い分としては以下のような内容であることが多い。
給食費を払っているから『いただきます』をいう必要はない
感謝を強制しないで!
百歩譲って『いただきますを言う必要がない』としましょう。
逆に言えば『感謝の言葉をいうことで損する人は誰もいない』わけですよね。
そもそも食事前の『いただきます』は誰に対する言葉か
感謝の有無の前に
食事前の『いただきます』
食事後の『ごちそうさまでした』
という言葉は、誰に向けられた言葉なのか。
調べてみると諸説あり、明確な語源や起源は分かりませんでした。
ただ大雑把に分けて、次の3通りの説があります。
◎宗教上の名残説
キリスト教では食前後に祈りを捧げる習慣があり、これが一般に派生して『いただきます』『ごちそうさま』が習慣化したという説。
いただきます反対派の親が、反論を唱えるときの材料しても使われやすいです。
無宗教なのだから言う必要はない!みたいな。
◎給食を作ってくれた人や農家に対する言葉説
給食を作ってくれた職員や、食材を育てた農家に対する言葉という説。
もっとも自然かつ正常な思考回路であれば、誰でも納得できる考え方ですね。
反対派としては
給食費を払ってるし、農家や職員も金をもらってるんだから、感謝の必要はない!
とのこと。
…そもそも『感謝』って、『ありがたく思う心』であって、金銭による利害や等価で決まるものじゃないですからね。
★学校は親に給食費を出していただいてる
なんか『感謝したら自分が下になる』みたいな、変な上下関係にこだわってる人ほど、こういうクレームを出したがってる気がしてならない。
◎食材になってくれた動植物に対する言葉説
最後が給食のために食材となった動植物たちに対する感謝という説。
人間の食事は大なり小なり他の動植物を犠牲にして成り立っており、生物の『命』をいただいているという考え方ですね。
ジャンプグルメマンガの『トリコ』とかで例えられるケースも少なくありません。
すべての食材に感謝を込めて、いただきます!ってやつ
実際、スーパーとかで当たり前に売られてる鶏肉・牛肉・豚肉とかも、各動物を屠殺して食材にしてるわけですからね。
何なら1回、牛や豚の屠殺映像なり見ているといいかもしれません。
恐怖に怯えながら電撃で麻痺させられ、刃物で捌かれて血を吹き出す家畜たちの様子を。
youtubeとかで『と殺』って調べると、すぐ出てきますよ。
人間は他の動物の命を食べて生かしてもらってます。
そんな動物たちに対する感謝の気持ちとして
『いただきます』
『ごちそうさまでした』
があると考えている人も多いでしょう。
給食で『いただきます』を言わない学校は本当にあるのか
定期的に『給食でいただきますの合図を太鼓にした学校がある』とか、朝日新聞のニュースで取りあげられます。
朝日新聞はデマも多く、個人的には信頼に値しない情報だと思ってるんです。
だから実際にSNSでお子さんを持つ親御さんに、以下3つのアンケートを取ってみました。
◎給食で『いただきます』を言わせないでほしいという親や知人を知っているか
◎給食で『いただきます』の合図を笛や太鼓にしている学校を知っているか
その結果が次の通り
うーん、なんかデマ説が有力。。
ということで、こういうときこそツイッターを活用しましょうw給食で「いただきます」や「ごちそうさま」を言わせないで!と思う?思わない?
— インコ丸 (@inkomaru001) 2019年1月30日
そして実際、笛で給食を食べる合図にしてる学校を知っている
— インコ丸 (@inkomaru001) 2019年1月30日
◎◎◎
それぞれ170~200票くらい集まりましたが、『いただきますの合図を笛や太鼓でやっている学校を知っている』という人は、わずか1%。
アンケート機能では1票でも入れば1%と表示されるので
明確には1%もいないかもしれません。
仮に本当にそんな学校があるなら、もっと票なりコメントなりが入っていいと思うんですよ。
それがないので、この1%はいたずらであると加味しても問題ないと判断してます。
実際、ネタ元の朝日新聞のニュースでも『学校名』が出たことは1度もない。
◎◎県市立の小学校・中学校~とか、曖昧な表現しか使ってないんですよね。
ああ、やっぱり朝日だなぁ…って印象ですけどw
結論:言わせたくないという親はいるが、言わない学校はない
いただきますを言わせるな!という親は確かに実在します。
知恵袋とかでもちらほら目にしますし、一部の親は学校にクレームを出したりもしてるんでしょう。
結論として
『そういう親はいるが、実際に給食の合図を笛や太鼓にしている学校はない!』
という答えに行きつきました。
ごく一部の学校、あるいは1教室では独自判断で導入してるのかもしれません。
が、それもイレギュラーなお話です。
給食で『いただきます』を言わせたくない親の心理
モンスタークレーマーの脳内はいつでもブラックホールですが、ちょっと『いただきます』を言わせないで!という親の心理を考察してみませう。
個人的に基本は以下の2つが原因だと考えております。
◎親本人のプライドやコンプレックス
価値観が歪んでいたり、誰かに感謝することで自分が下になったように感じてしまう人たち。
自分を強く見せたい人ほど多い気がしますが、実際はそういう人ほど弱く脆い。
だからこそ、どうでもいいことに噛みつくのです。
感謝をする習慣を刷り込む意味でも有効であると考える
給食の『いただきます』や『ごちそうさま』の起源が何であれ、子どものうちから『何かに感謝できる心』を養うことは、非常に重要だと思います。
感謝できる人間はどんな環境であれ前向きかつ強く在れるし、他人からも好かれやすくなります。
あらゆる面でプラスに働くんですよね。
逆に何に対しても『やってもらえて当たり前』って価値観になると、他人から嫌われ続ける人生が待っています。
目先のプライドにこだわっても、子どものためにはならないのは明白です。
まとめ
給食での”いただきます”や”ごちそうさま”を笛や太鼓で合図する学校が増えているというのは、朝日新聞のデマである!
以上!