「フリーランス」や「ノマド」のような働き方を選ぶ人が増えつつある現代で、ライターの人気は急上昇しています。
学生や社会人問わず「文章を書く仕事に就きたい」と考えている人は多いでしょう。
一方でなり方が分からず、「どうやったらライターになれるのか」と疑問を持つ人も少なくありません。
大体は「文章が上手くなければなれない」と思われがちですが、実は割と簡単になることができます。
そんな疑問を解消するべく、誰でもライターになれる16の方法を紹介していきましょう。
■こうすればライターになれる16の方法
◆新卒採用で正社員のライターになる
将来的に文章で食べていこうと考えているのであれば、これがもっとも確実な方法です。
編集プロダクションや出版社・メディア運営会社以外にも、メーカーなどでライターを広報と兼任で新卒募集しているところあります。
IT企業に限らず、WEB集客が主流となってきているので、ライティング専門の人材を確保しようする企業が増えてきているのです。
エンジャパンやマイナビなどの大手リクルートに入社して、取材スタッフになるのも1つでしょう。
取材・執筆・企画など、多岐にわたり経験を積みながら稼ぐことができます。
ライターの給与は他の業種同様で、会社や業務内容によってさまざまです。ちなみに一般的な新卒と同じで、月給の目安は18〜22万円前後になります。
◆転職エージェントから中途採用を探す
マイナビやリクナビなどの転職エージェントを利用して、中途採用を目指す方法です。
その他にも「ライター 求人」などで検索をすれば、中途募集をしている求人が出てきます。しかし、残念ながら中途採用は基本的に経験者のみです。
未経験から応募するのであれば未経験可の求人を探すか、不可であっても1度連絡して相談してみるといいでしょう。
会社によっては、契約社員やアルバイトなどから採用してくれるかもしれません。
◆ハローワークで中途・新卒採用を探す
ハローワークを通して新卒・中途の求人を探す方法です。
大手広告サイトに求人を掲載するには数十万円の費用がかかりますが、ハローワークは原則無料で掲載することができます。
コスト削減のため、ハローワークのみにライター募集の求人を出している会社も少なくありません。
新卒・中途の比率は地域などによってもばらつきますが、ネットの求人に比べるとライバルは減る傾向があります。
◆自社サイトの求人ページから中途採用枠に応募する
ハローワーク・求人サイトのどちらにも掲載されていなくても、自社サイトの採用ページで募集していることがあります。
特にメディアを複数運営している企業などは、可能性が高いです。気になる企業があれば、採用情報をチェックしてみるようにしましょう。
◆求人を出していない企業に売り込んで採用してもらう
求人を出していなくても、ライターを募集している企業は以外と多いです。
どこかのサイトで気になる会社があれば、自分のポートフォリオを持って売り込んでみましょう。
場合によっては正社員として採用してもらえる可能性があるのです。もちろん、この方法に限っては経験者に限られます。
◆既に執筆活動している人に会社を紹介してもらう
知り合いや友人でライティング関連の会社に勤めている人がいれば、ライターとして紹介してもらえないか聞いてみましょう。
あるいはフリーランスで活動している人に、クライアントが正社員を募集していれば紹介してもらえるよう交渉する方法もあります。
◆編集者として就職してから転身する
広告・文章・SEO・コピーなどの知識や技術を知って将来ライターとして活躍するために、まず編集者になる方法です。
文章の校正などはもちろん、全体のスケジュールや人材管理などのディレクション業務も経験できるので、最終的に役立つスキルが身につきます。
また、同じ会社内でも状況や経験に応じて編集側から執筆側への職種変更が可能です。
◆アルバイトとして入社し、後の正社員を目指す
未経験から正社員に転身する手段として、アルバイトからはじめるのも1つです。
中途採用の正社員で未経験可の求人は稀ですが、アルバイトであればかなりの求人数があります。
アルバイトで経験を積んでそのまま正社員に上がるか、別企業の求人に応募するかは自由です。1度経験すれば、応募できる企業先は飛躍的に広がります。
◆未経験でフリーライターを名乗る
アルバイトや正社員などで企業に勤めず、いきなりフリーライターを名乗る方法です。ランサーズやクラウドワークス、自身での営業活動で仕事を得る必要が有ります。
クラウドソーシングではタスクと呼ばれる作業レベルの案件も多数あるので、それらで執筆の基礎を掴んだ後で、本格活動するのが王道です。
◆フリーランスのアシスタントとしてはじめる
ライティング案件を掲載しているのは、法人だけではありません。
フリーランスのライターやデザイナーなどが、パートナーとして募集していることもあります。案件は雇い主が得てくるので、全くの未経験者にはありがたい存在でしょう。
ただし、作業量に見合わない比率で、雇い主が中間マージンを抜いている可能性があります。
その場合は雇い主に交渉するか、ダメそうなら別のパートナーを探しましょう。
◆自分のサイトを充実させて盛り上げる
どこかに売り込むにしても、必要になるのが実績や目に見えてわかる作品です。
またユーザーに受ける文章を作る練習という意味でも、自分のサイトをバズらせることを目標にしてみましょう。
状況によっては、サイトを通して案件が舞い込んでくる可能性があります。
……このサイトも随時受け付けております!!
◆全く別業種で経験を積み、将来的にフリーランスになる
この方法は目指すというより、現状別業界で働いている人がフリーライターになる基本プロセスです。
現代はあらゆる情報がネットで手に入るため、各種業界の経験からしか得られない情報は非常に希少といえます。
◆副業で執筆活動をはじめる
本業をやりながら、副業として執筆活動をする方法です。
ライターといっても本業である必要はありませんし、執筆業だけで生活費を稼ぐのは、かなりハードルが高くなります。
上記のように別業界から転身する際にも、副業として執筆経験を積んでおけば、収入などの面からもリスクを負う可能性は低いでしょう。
◆SNSで求人を見つけて応募する
企業のTwitterやフェイスブックなどで求人が出ていることがあります。事前にフォローをしておき、こまめにチェックしてピンときたら即座に応募しましょう。
Twitterであれば、求人チェック用のアカウントを作っておくとプライベートと混在せずに運用していけます。
◆自分の文章をそのまま売る
noteなどのサービスを利用すれば、自分の文章を直接売ることができます。
よほど魅力的なものでなくては顧客を捕まえるのは難しいですが、有名になれば企業へ売り込む際にも強力な武器となるでしょう。
ちなみにnoteでは文章以外に漫画やイラスト・写真なども販売できるので、撮影や絵もできるのなら合わせて売り出しみてはいかがでしょうか。
もしかすると、思いもよらないところでヒットするかもしれません。
◆電子書籍を出版する
その他に文章を仕事にする方法として、アマゾンなどで自分の電子書籍を売り出すというのがあります。多少知識は必要になりますが、現代は個人でも簡単に電子書籍を販売することが可能です。
有名な人になると電子書籍で100万円以上を売り上げる場合もあり、将来的にも大きな可能性を秘めています。
パブーなどのように簡易的に電子書籍を作れるサービスも数多くあるので、興味のある方は試してみてください。
■まとめ
文章を仕事にするというと「ライター」が最初に浮かぶと思います。ですが、実際はブロガーや、電子書籍作家、レビュアーなどでも金銭を稼ぐことはできるのです。
ただ、個人的にはこの職業はあらゆる知識が広がり、やり方によっては人脈も増えていくので楽しいです。
一般的な事務職よりもコミュニケーション能力が必要なので、データだけを相手にしたいという方には残念ながらおすすめできません。
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